甲状腺腫瘍とは
甲状腺は蝶が羽を広げたような形をした器官で、のどぼとけの下の気管前面に付着しています。甲状腺は、ホルモンを分泌する臓器で、甲状腺ホルモンは新陳代謝を促進する作用や胎児の発育や子どもの成長に重要な役割を持っています。甲状腺の病気にはバセドウ病をはじめとする甲状腺機能亢進症や、橋本病をはじめとする甲状腺機能低下症などが挙げられます。また甲状腺に腫瘍ができることもあり、大きく良性腫瘍と悪性腫瘍の2つに大別されます。良性か悪性かは超音波診断装置や細胞診検査を用いて最終的な判断を行っていきます。検査の結果子ども性の場合は腫瘍が小さいうちは経過観察となり、悪性の場合は、手術などが検討されます。
主な甲状腺腫瘍
【良性腫瘍】
腺腫様甲状腺腫
濾胞腺腫
【悪性腫瘍】
甲状腺乳頭癌
甲状腺濾胞癌
甲状腺髄様癌
甲状腺未分化癌
悪性リンパ腫